
古い紙図面やPDF、改訂履歴をまとめて検索し、設計・保全担当者の探索負担を削減。
長期間稼働している製造設備では、導入時の紙図面、改造時に作成されたPDF、メーカーから受領した仕様書、現場で追記された手書きメモなどが、異なる場所に保管されていることがあります。 対象企業でも、図面庫、部署別の共有フォルダ、文書管理システム、担当者のローカル端末に資料が分散していました。図番や正式な設備名称が分かっている場合は検索できる一方、現場から寄せられる依頼は「第2ラインの古い搬送部」「以前交換した軸受まわり」といった曖昧な表現が中心でした。 そのため、設計変更や設備トラブルのたびに複数の保管場所を探し、見つからない場合は設備の履歴を知るベテランへ確認する必要がありました。図面を見つけるまで修理や見積もりに着手できず、情報探索そのものが業務のボトルネックになっていました。
スキャン済みの紙図面とPDF図面を取り込み、図番、設備名、部品名、材質、寸法、注記、改訂記号などを自動抽出しました。図枠や表題欄の位置が年代や設計元によって異なるため、固定位置だけに依存せず、図面全体の構成から必要項目を判定する設計としました。
正式名称や完全一致の図番が分からなくても、「搬送装置のチェーン周辺」「旧型の昇降機」といった自然な表現から関連候補を表示します。設備名の略称、旧名称、現場で使われる呼び方も検索辞書へ登録し、現場の言葉をそのまま使えるようにしました。
図番が読めない古い図面や、別案件で流用された類似構造を探すため、図面内の形状や部品配置が近い資料を候補として提示します。検索結果には一致した文字、類似箇所、改訂情報をあわせて表示し、利用者が採用理由を確認できるようにしました。
同一設備の改訂前後図面、部品表、仕様書、点検記録を関連付け、検索結果からまとめて確認できるようにしました。廃止図面や参考図面には状態を明示し、古い図面を誤って利用するリスクを抑えています。
設備名や部品の特徴を入力するだけで候補を絞り込めるため、保管場所を知る担当者へ毎回問い合わせる必要がなくなりました。設計、保全、調達の各担当者が同じ検索基盤を利用できるようになり、部門をまたいだ確認も進めやすくなりました。
図面を探すために作業を中断する場面が減り、必要な仕様や寸法を確認してから修理、部品手配、見積もりへ移るまでの流れが短縮されました。特に古い設備について、過去の改造履歴や関連資料をまとめて確認できる点が活用されています。
担当者しか知らなかった設備の呼び方、過去の図番、関連資料の所在を検索辞書や文書の関連付けとして蓄積しました。人の異動や退職があっても、必要な情報へ到達するための手掛かりを組織に残せるようになりました。
図面の傾きや汚れを補正したうえで、表題欄・注記・寸法・部品表から文字情報を抽出します。抽出結果を設備・部品・改訂単位で整理し、文章の意味と図面の形状特徴の両面から検索できる索引を作成。利用者の検索語に対して、名称の一致度、文書内容の近さ、図面形状の類似度、改訂状態を組み合わせて候補順位を決定します。
カ月
対象図面の量、紙図面の状態、既存文書管理システムとの連携範囲により変動します。
万円
対象文書数、検索方式、権限管理、既存システムとの連携要件に応じて個別に算定します。