
毎週一日かかっていた部材の拾い出しを、調達日数ごとの発注時期も含めて自動化しました。
従業員190名、業務用冷凍機器を製造しています。機種は約80、使う部材は合計で約4,200点。オプションの組み合わせが多く、受注ごとに構成が変わります。 部材の発注は購買担当2名が行っています。受注一覧を見ながら、部品表を展開して必要数を拾い、在庫と照らして発注量を決める。Excelでの作業で、毎週月曜に一日がかりです。 問題は2つありました。一つは拾い漏れです。オプションに付属する小物の部品を見落とし、組立の直前に欠品が判明することが月に5件前後。特急で取り寄せるか、組立を後ろ倒しにします。 もう一つは発注のタイミングです。調達にかかる日数は部材で大きく違いますが、周に1回のまとめ発注のため、早く発注しすぎて在庫を抱えるものと、間に合わないものが同時に出ていました。
部品表は機種ごとにありましたが、オプション分は別の表や担当者のメモになっていました。この分を部品表に取り込む作業に6週間を使っています。
部材によって、入手までの日数は2日から50日まで幅があります。周に1回のまとめ発注をやめ、部材ごとに発注すべき日を出す形にしました。
予定のうち確定していない受注も含めて展開しますが、確度の低い分は別の色で表示します。発注するかどうかの判断は購買担当が行います。
発注量を変えたときに、どの受注の組立が間に合わなくなるかがすぐに見えます。在庫を抑える判断をするときの材料になります。
オプションに付属する小物の部品も自動で展開されるためです。組立直前の特急手配や後ろ倒しがなくなりました。
調達日数の短い部材を早く発注しすぎなくなったためです。逐次発注に切り替えた分、発注件数自体は増えています。
毎週月曜に一日かかっていた作業は、出てきた結果の確認と例外対応だけになり、約2時間になりました。
受注情報と部品表から、必要な部材と数量を自動で展開します。オプションに付属する部材も含めて拾い、現在在庫と発注済み分を差し引いて不足数を算出。部材ごとの調達日数から発注すべき日を逆算し、発注一覧として提示します。未確定の受注に由来する分は区別して表示し、発注の判断は購買担当が行います。
6カ月
部品表と調達日数の整理6週、計算部分の開発6週、画面実装5週、従来の発注と並べての確認5週
840万円
要件定義・部品表の整理290万円+計算部分310万円+画面実装240万円(税抜)