
営業7名が電話で行っていた搬入時刻の調整を、現場と直接やり取りする形に変えました。
従業員160名、マンションやビル向けの内装資材を製造しています。納め先は建設現場で、同時に進行している現場は平均で約70。日におよそ40便を出しています。 建設現場の搬入は、現場の都合で時間が決まります。他の業者の作業と重なれば入れません。クレーンやエレベーターの使用枠も予約制です。搬入口が狭い現場では、大型車を付けられません。 この調整は、営業担当が現場監督と電話で行っていました。前日の夕方に、7名の営業がそれぞれの担当現場とやり取りし、結果を配送担当に伝える。配送担当はそれを見て便を組みます。 問題は、時間の希望が集中することです。午前中の搬入希望が全体の6割を超え、受け入れられない分は日をずらす交渉になります。待機時間も長く、ドライバーの拘束時間は1日平均で約10.5時間になっていました。
搬入口の幅、使える車両の大きさ、クレーンの予約枠、他業者の作業時間。これらは営業の頭の中にありました。現場ごとに登録する作業に6週間を使っています。
現場監督が、翼日の受入可能な時間帯をスマホで登録します。幅を持たせて登録できる形にしたことで、割り付けの選択肢が広がりました。
時刻を分散させるだけでは、積載が中途半端な便が増えます。現場の時間帯を守りながら、同じ方面をまとめて積める組み合わせを探しています。
注文後に現場の条件が変わることはよくあります。現場が時間帯を変更すると、他の便への影響がすぐに見え、配送担当が手直しします。
午前中に集中していた搬入が、現場の受入可能時間帯の範囲で分散されたためです。待機時間が短くなりました。
従来は希望時刻に入れない分を翼日以降に回していました。現場側の作業待ちも減っています。
以前は前日夕方に電話でやり取りし、結果を配送担当に伝えていました。現場が直接登録する形に変わり、営業1名あたり日約50分の作業がなくなりました。
現場監督がスマホで登録した受入可能時間帯と、搬入口の幅や使える車両の条件を先に適用し、割り付けられない組み合わせを除外します。残った範囲で、同じ方面をまとめて積載を高めながら、搬入時刻が分散する便の組み方を探します。現場が時間帯を変更すると、他の便への影響が即座に再計算されます。
6カ月
現場条件の洗い出しと要件定義6週、調整部分の開発7週、現場側の画面実装5週、一部現場での試行6週
880万円
要件定義・条件の洗い出し260万円+調整部分350万円+画面実装270万円(税抜)