
班長の記憶と月一回のExcel確認に頼っていた資格管理を、配置を決める時点で確かめられる形にしました。
従業員220名、プラント設備の製作を行っています。溶接作業者は68名で、圧力容器や配管の溶接には、法令や顧客規定で定められた資格が必要です。 資格には有効期限があり、継続するには期限前に更新手続きが必要です。種類によって期間も手続きも違い、作業者と1人あたり平均で3.4種類を保有しています。 管理はExcelでした。総務が月に1回見て、期限が近い人に声をかける。ただし、シートの更新が遅れることもあり、実態と合わないことがありました。 実際に、期限切れの資格で作業に入っていたことが後から判明したケースが、過去2年で二件ありました。いずれも品質上の問題はなかったものの、顧客への報告と再検査が必要になりました。現場の班長は、誰がどの溶接に入れるかを記憶で把握していました。
資格の一覧はあっても、どの作業にどの資格が要るかは規定書を読まないと分かりませんでした。材質や板厚、顧客規定ごとの対応を登録する作業に5週間を使っています。
配置を決めてからチェックするのでは遅いため、選ぶ時点で資格を満たさない人は候補から外れる形にしました。
資格の種類によって、更新に必要な期間も手続きも違います。3カ月前、1カ月前、当日の3段階で、本人と班長の両方に通知します。
保有者が少ない資格や、今後期限を迎える人が重なる資格を一覧で出します。受験の計画を立てる際の材料になります。
班長が配置を決める際に、資格を満たさない組み合わせは選べない形になりました。後から発覚して顧客に報告する事態がなくなっています。
3カ月前、1カ月前、期限当日の3段階で本人と班長に通知されます。更新手続きの直前対応がなくなりました。
どの資格の保有者が少ないかが一覧で見えるため、受験の優先順位を決められます。導入1年で、保有者3名以下の資格は5種類から2種類になりました。
班長が作業を割り当てる際、その作業に必要な資格を登録情報から引き、作業者の保有状況と有効期限を照合します。資格を満たさない場合は候補から外れ、選択できません。並行して、期限の3カ月前・1カ月前・当日に本人と班長へ通知。資格ごとの保有者数と、今後期限を迎える人数を集計します。
5カ月
資格情報の整理と規定の確認5週、照合部分の開発4週、画面実装5週、試行運用4週
650万円
要件定義・資格情報の整理230万円+照合部分190万円+画面実装230万円(税抜)